【終了】プロジェクト・ヒストリー『屋根もない、家もない、でも、希望を胸にーフィリピン巨大台風ヨランダからの復興ー』出版記念セミナー

掲載日:2018.06.21

イベント |

イベント内容

JICA研究所では、JICAの事業を振り返り、その軌跡と成果を分析して書籍としてまとめた「プロジェクト・ヒストリー」シリーズを刊行しています。本シリーズの第19弾として、『屋根もない、家もない、でも、希望を胸に -フィリピン巨大台風ヨランダからの復興-』を刊行しました。

2013年11月、100年に一度と言われる超大型台風がフィリピン中部を襲いました。記録的な規模の高潮と強風により、死者・行方不明者は約8000人、被災者数は1600万人以上。レイテ湾の奥に位置するタクロバンの市街地は壊滅状態となり、東ビサヤ地域の主要産業だったココナツの木の約65%が倒壊するなど、人命、建築物、ライフライン、産業に至るまで、甚大な被害をもたらしました。本書では、この台風ヨランダにより被災した地域への緊急支援と、それに引き続いて実施された復旧・復興を後押しする技術協力プロジェクトを中心に、日本の取り組みを紹介しています。

本セミナーでは、本書の著者である見宮美早(JICA)と平林淳利(JICA)のほか、この支援に関与した高橋宗也氏(前東松島市役所職員)、山本敦彦専門家(オリエンタルコンサルタンツグローバル)、佐々木隆宏特任研究員(東京大学、元JICAフィリピン事務所長)をお招きし、台風ヨランダからの災害復旧・復興の取り組みと、日本の復興経験や知見の生かし方に焦点をあて、今後の復旧・復興支援に向けた教訓・提言についてお話を伺います。

見宮 美早
【略歴】
大学および大学院にて国際経済、公共政策(特に環境政策)を学ぶ。公共政策修士。1995年旧国際協力事業団(JICA)入団。以後、JICA本部、ケニア事務所、フィリピン事務所で環境、投資・ガバナンス、災害復旧・復興等の分野を担当。現在、JICA地球環境部森林・自然環境グループ課長。

平林 淳利
【略歴】
理学修士。博士後期課程に在籍。NGOでアフリカ諸国の人道支援、開発コンサルタントで参加型開発に従事。1999年からJICA長期専門家でネパール、ケニア、シエラレオネにて活動。その前後、アフリカ・アジア諸国の地方開発、災害・紛争影響国などで復興支援に従事。現在、JICA国際協力専門員(コミュニティ開発・復興支援担当)。

高橋 宗也氏
【略歴】
1962年宮城県東松島市生まれ。東北学院大学卒業。84年に鳴瀬町役場(現東松島市役所)入りし、市復興政策課長兼環境未来都市推進室長や復興政策部長を歴任。2017年5月より宮城県議会議員。

山本 敦彦氏
【略歴】
株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル プランニング事業部 農業・水資源部

佐々木 隆宏氏
【略歴】
1984年国際協力事業団(当時)に入団。1987年から3年間フィリピンでJICA専門家を務め、1993年のODA 再開時から、2年間ベトナム大使館に勤務。2002年から3年半ミャンマー事務所長。その後東南アジア・大洋州部を経て2011年10月から2014年5月までフィリピン事務所長。現在は、東京大学イノベーション推進部特任研究員。

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