【終了】【JICA研究所・金沢大学法学類共催】 第9回 青年海外協力隊(JOCV)研究セミナー 「青年海外協力隊が途上国と日本にもたらす成果」(午後の部)

掲載日:2019.01.11

イベント |

イベント内容

青年海外協力隊(JOCV)(以下、「協力隊」)は、1965年に日本政府の事業として発足した海外ボランティア事業であり、これまでに世界の88カ国に4万4000人以上の青年海外協力隊員(以下、「協力隊員」)が派遣され、2015年には創設50周年を迎えました。この協力隊事業は、開発協力だけでなく、日本と開発途上国との相互理解、日本青年の育成という多様な目的を持ちあわせたユニークな事業ですが、その多面性ゆえに、一つの尺度や観点からの評価や理解が難しい面があります。

JICA研究所は、さまざまな学問の観点から協力隊事業を分析し、理解するために、これまでに研究プロジェクト「青年海外協力隊の学際的研究」(2011年~2016年)を実施しており、現在では、開発協力への貢献と帰国後の社会貢献に関する研究プロジェクト「国際ボランティアが途上国にもたらす変化とグローバル市民社会の形成」(2016年~現在)を進めています。同時に、それらの研究成果を皆さまに発信し、貴重なご意見をいただくための公開セミナーを、東京をはじめ各地で定期的に開催してきました。

今回の第9回セミナーは、金沢大学人間社会学域法学類の協力を得て、初めて北陸地方で開催するものです。参加者の皆様の関心に広くお応えするプログラム構成とし、協力隊の概要や経験談を紹介の上、協力隊がもたらす開発の成果について分析した成果を報告します。その後、帰国した協力隊員の日本国内への社会貢献について一般市民のデータと比較した結果の中間報告をします。また、国際ボランティア事業という広い視点から、最近国連ボランティア(UNV)が刊行した『国際ボランティア白書(SWVR)2018』の内容も紹介します。

なお、第9回セミナーの日程は午後の部と夕方の部に分けられ、それぞれ会場が異なりますのでご注意ください。また、発表内容には重複がございますが、ご了承ください。

登壇者

発表者:
岡部 恭宜(東北大学法学部教授/JICA研究所客員研究員)
大貫 真友子(JICA研究所研究員)
坂巻 絵吏子(JICA研究所企画課職員)

討論者:
河合 晃一(金沢大学人間社会研究域法学系講師)
岡田 彩(金沢大学国際基幹教育院准教授)

プログラム

15:00-15:05 
開会あいさつ(河合)
セミナーの趣旨説明(坂巻)

15:05-15:25 
青年海外協力隊の概要説明と経験談(坂巻)

15:25-15:45 
協力隊がもたらす開発の成果(岡部)

15:45-16:15 
帰国隊員の日本での社会貢献/国際ボランティア白書(SWVR)2018(大貫)

16:15-16:35 
コメント(河合、岡田)(各10分)

16:35-17:00 
来場者との質疑応答

17:00    
閉会

問い合わせ

独立行政法人国際協力機構 JICA研究所(担当:坂巻・櫻井)
メール:ditas-rsunit@jica.go.jp

申し込み方法

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