JICA研究所公開セミナー 青年海外協力隊(JOCV)研究セミナー第1回「協力隊の半世紀を振り返る」

掲載日:2013.09.19

イベント |

イベント内容

JICA研究所公開セミナー

青年海外協力隊(JOCV)研究セミナー 第1回

「協力隊の半世紀を振り返る」

青年海外協力隊(JOCV)事業は、1965年に日本政府の事業として発足した国際ボランティア事業であり、2015年には50周年を迎えます。これまでに世界の88ヶ国におよそ3万8千人が派遣されてきました。

同事業は、開発協力だけでなく、日本と途上国との相互理解、日本青年の育成という多様な性格を持ちあわせており、日本政府が行う開発援助の中でもユニークな事業ですが、その多面性ゆえに、一つの尺度や観点からの評価や理解が難しい面があります。

そこでJICA研究所は、様々な学問の観点から協力隊事業を分析し、理解するために、この研究セミナーを立ち上げました。今後は、協力隊に関する様々なテーマを継続的に取り上げていきます(本セミナーの詳しい趣旨説明は、下記関連ファイルをご参照ください)。

さて、本セミナー第1回目は、「協力隊の半世紀を振り返る」と題し、2つの報告を通して協力隊事業の歴史を見つめ直します。

日本は戦後わずか20年にして、どうして国際ボランティア事業を始めることができたのか。なぜ、開発協力と青年育成という本来異なる目的を併せ持つことになったのか。どのようにして国際ボランティア事業がODA事業の中に位置づけられたのか。また、初期の海外技術協力事業団(OTCA)からJICAへの事業統合や、協力隊員への国内支援体制など様々な課題は、どのようにして解決されていったのか。

青年海外協力協会(JOCA)会長の金子洋三氏と、JICA研究所の岡部恭宜主任研究員の発表を通じて、これらの疑問への答えを探ります。

プログラム(案)

15:00-15:05 開会挨拶
加藤宏 JICA研究所 所長

15:05-15:10 趣旨説明
山田浩司 JICA研究所 参事役

15:10-15:50 「協力隊の半世紀の歩み」
金子洋三 公益社団法人 青年海外協力協会(JOCA)会長
プロフィール: 1972年にJOCVに参加、天然痘監視員としてエチオピアに赴任。1978年にJICAに入団し、2000年青年海外協力隊事務局長(元隊員として初)に就任。2004年に退団。現在、社団法人青年海外協力協会(JOCA)会長。

15:50-16:20 「協力隊創設の歴史」
岡部恭宜 JICA研究所 主任研究員 
(「青年海外協力隊の学際的研究」プロジェクト研究代表者)

16:20-17:00 質疑応答

17:00    閉会

申込み方法

参加ご希望の方は、以下「参加申込み」ボタンからフォームに必要事項をご記入の上、お申し込み下さい(9月16日(月)受付締切)。尚、定員に達し次第締め切りとさせていただきますので、予めご了承下さい。

問い合わせ先

JICA研究所 企画課(担当:相川・渡部)
E-Mail:ditas-rsunit@jica.go.jp
TEL:03-3269-2959 FAX:03-3269-2054