公開シンポジウム「アフリカにおける暴力的紛争の予防」

掲載日:2012.07.26

イベント |

イベント内容

JICA研究所公開シンポジウム
「アフリカにおける暴力的紛争の予防」

JICA研究所では、「アフリカにおける暴力的紛争の予防」研究プロジェクトとして、どのような要因が紛争に結びつくのかという問題意識のもとに、水平的不平等、政治制度、人々が意識する不平等と社会の安定・不安定との関係などを研究してきました。このプロジェクトでは多数の海外の研究者の参加を得ながら、2カ国の対比による比較研究として、ルワンダ・ブルンジ、ガーナ・コートジボワール、南アフリカ・ジンバブエ、ウガンダ・タンザニアを、また1カ国の歴史的変化のプロセスを研究した事例研究としてケニア、ナイジェリアを、それぞれ取り上げました。さらに、人々の意識について独自の意識調査を7カ国で実施しました。
本プロジェクトでは、これまでもさまざまな機会に中間成果を発表してまいりましたが、このたび、統計分析の結果及び政策的含意を含むプロジェクトの最終成果を発表し、研究者および実務家の皆様と議論する機会を持つことを目的としてシンポジウムを開催いたします。
なお、第2部では本プロジェクトのアドバイザーを務めていただいたフランシス・スチュワート教授(オックスフォード大CRISE所長)、福田パー・咲子教授(ニュー・スクール)、及びタンディカ・ムカンダウィレ教授(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)をお迎えしてパネル・ディスカッションを行う予定です。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

【プログラム】

*発表題目については一部変更の可能性があります。

13:30 – 13:40 開会の辞
 加藤 宏 (JICA上級審議役)

第一部
13:40 – 14:00 研究プロジェクト概要「アフリカにおける暴力的紛争の予防」
 峯陽一 (JICA研究所客員研究員/同志社大学教授)
14:00 – 14:20 「紛争原因としての水平的不平等」
 アーニム・ランガー(ルーヴェン大学平和・開発研究所所長)
14:20 – 14:50 「意識調査の統計分析」
 三上了(JICA研究所研究員)
14:50 – 15:10 「研究成果の政策的含意」
 片柳真理(JICA研究所研究員)
15:10 – 15:40 質疑応答

第二部
15:55 – 16:15 「暴力的紛争の予防:ドナーにとっての政策的含意」
 福田パー・咲子(ニュースクール教授)
16:15 – 16:35 「アフリカにおける紛争予防と経済発展(仮)」
 タンディカ・ムカンダウィレ(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授)
16:35 – 16:55 「水平的不平等に対する政策のあり方」
 フランシス・スチュワート(オックスフォード大学CRISE所長)
16:55 – 17:45 パネル・ディスカッション「アフリカにおける紛争予防と開発協力」
 福田パー・咲子
 タンディカ・ムカンダウィレ
 フランシス・スチュワート
 武内進一(JICA研究所客員研究員/アジア経済研究所アフリカ研究グループ長・
主任研究員)
 加藤宏

17:50     閉会

* 会場はJICA研究所ではなく国際文化会館となっておりますのでご注意ください。

申込み方法

シンポジウムへのご参加を希望される方は、下記「参加申込み」ボタンから、申込みフォームに必要事項をご記入の上、お申込み下さい(7月23日(月)締切)。なお、お申込み人数が定員に達し次第、締め切りとさせていただきますので予めご了承下さい。

問い合わせ先

JICA研究所 企画課(担当:上野・山下)
E-Mail:ditas-rsunit@jica.go.jp
TEL:03-3269-2959 FAX:03-3269-205