青年海外協力隊(JOCV)研究セミナー 第2回 「地域社会を見る目—協力隊と人類学」のお知らせ

掲載日:2014.03.19

イベント |

イベント内容

青年海外協力隊(JOCV)研究セミナー 第2回
「地域社会を見る目—協力隊と人類学」のお知らせ

青年海外協力隊(JOCV)事業は、1965年に日本政府の事業として発足した国際ボランティア事業であり、これまでに世界の88ヶ国におよそ3万8千人が派遣されてきました。2015年には50周年を迎えます。

同事業は、開発協力だけでなく、日本と途上国との相互理解、日本青年の育成という多様な性格を持ちあわせており、日本政府が行う開発援助の中でもユニークな事業ですが、その多面性ゆえに、一つの尺度や観点からの評価や理解が難しい面があります。

そこでJICA研究所は、様々な学問の観点から協力隊事業を分析し、理解するために、この研究セミナーを立ち上げました。(第1回目については こちらをご参照下さい。)

本セミナー第2回目は、「地域社会を見る目——協力隊と人類学」と題し、「現地の人々と共に」のスローガンに象徴されるように、日々の関わりを通じて相手を理解し協働していこうという協力隊の基本姿勢と、フィールドワークを通じて地域の人々と社会を理解しようという人類学の基本姿勢の近似性に注目した内容をお届けします。

発表者に、長年JOCV技術顧問として協力隊員にフィールドワークの方法を伝えられてきた亘(わたり)純吉教授(駒沢女子大学)と、協力隊の経験を経て人類学者になり、協力隊員の目から地域社会がどのように映るかを定点観察されてきた関根久雄教授(筑波大学)を迎えてお送りします。

【概要】プログラム

14:00-14:05 開会挨拶
加藤宏 JICA研究所 所長(予定)

14:05-14:20 趣旨説明:「開発援助と人類学(仮)」
佐藤峰 JICA研究所 研究員

14:20-14:50 「フィールドワークの知を伝える(仮)」
亘純吉 駒沢女子大学教授・青年海外協力隊技術顧問
プロフィール:
現在在駒沢女子大学人文学部 人間関係学科教授。青年海外協力隊(コミュニティ開発)技術顧問。

14:50-15:20 「太平洋島嶼国と青年海外協力隊(仮)」
関根久雄 筑波大学大学院教授
プロフィール:
民間企業を経て1986年にJOCVに参加、文化人類学の分野でソロモン諸島に派遣される。名古屋大学に勤務後、現在筑波大学人文社会系教授。

15:20-16:00 会場参加者との質疑応答

16:00    閉会

申込み方法

参加ご希望の方は、以下「参加申込み」ボタンからフォームに必要事項をご記入の上、お申し込み下さい(3月14日(金)受付締切)。尚、定員に達し次第締め切りとさせていただきますので、予めご了承下さい。

問い合わせ先

JICA研究所 企画課(担当:相川・髙島)
E-Mail:ditas-rsunit@jica.go.jp TEL:03-3269-2959 FAX:03-3269-2054