東京大学・一橋大学・JICA研究所 共同公開ワークショップ「災害・貧困・開発」

掲載日:2011.10.03

イベント |

イベント内容

近年、先進国・開発途上国を問わず、世界各国で多くの災害が人々の生活を襲い、甚大な被害が生じています。特に最近は、自然災害の発生頻度が増加する傾向もみられ、東日本大震災に加えて、ハイチ・チリ・中国・パキスタン・阪神淡路での大震災、インド洋大津波、ハリケーン・カトリーナなど様々な自然災害により、多くの人命が失われ、経済的にも巨額の損失が生じています。また、自然災害に加えて人的災害も深刻です。人的災害には、放射性物質など化学物質の漏出、飛行機・鉄道などの交通上の事故のような「技術的災害」、金融危機、食糧価格の高騰といった「経済危機」、テロ、戦争といった「暴力的災害」が含まれますが、これらも世界の人々、特に貧困層に深刻な悪影響をもたらしています。このような自然災害・人的災害による被害を軽減するための「備え」を構築し、災害に「対処」していくことが国際社会の極めて重要な政策・研究課題となっています。

東京大学、一橋大学及びJICA研究所は共同で、「災害・貧困・開発」をテーマとしたワークショップを開催します。このワークショップでは、François Bourguignon氏(Director of Paris School of Economics、世界銀行前チーフエコノミスト)ら一線で活躍する研究者をお招きし、様々な災害がもたらす被害をマクロ・ミクロレベルで比較分析し、これまで行われてこなかった研究のギャップを埋めるべく議論を行うことを目的としています。具体的には、自然災害・人的災害の増加という新しい問題が人々の生活水準に与える影響や、インデックス型災害保険のような革新的な手法と公共政策の役割について議論する予定です。

申込み方法

セミナーへのご参加を希望される方は、以下「参加申込み」ボタンから参加申込みフォームに必要事項をご記入の上、お申込み下さい。(9月28日(水)受付締切お申込み人数が定員に達し次第、締め切りとさせていただきますので予めご了承下さい。

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問い合わせ先

JICA研究所 企画課(担当:齊藤・沖)
E-Mail:ditas-rsunit@jica.go.jp
TEL:03-3269-2959 FAX:03-3269-2054