地雷と不発弾分野の組織能力強化と南南協力 -カンボジアとラオスの域内協力-

掲載日:2015.04.21

イベント |

イベント内容

国際協力機構(JICA)は、1999年からカンボジア地雷対策センター(CMAC)に対する協力を実施し、同国の地雷除去面積拡大及び地雷被害者の減少に貢献しています。ラオス国家不発弾プログラム(UXO Lao)に対しては2012年より不発弾対策分野で技術協力と機材供与の協力を実施しています。
また合わせて、CMACやUXO Laoのような地雷・不発弾汚染当事国の政府組織に蓄積された知見を他の地雷・不発弾汚染国に共有することを通じて、他国の地雷・不発弾対策の効率化に寄与しており、CMACはアンゴラ及びコロンビアに対する協力実績があり、CMACとUXO Laoの間においても2012年から3年間南南協力を実施してきました。このような南南協力を通じた組織能力強化のアプローチは、国連を含む他の援助機関関係者にも注目されてきているところです。
今般、カンボジアCMAC及びラオスUXOLao両機関の長官を日本に招聘し、ラオス・カンボジア両国の地雷・不発弾対策の実施機関の組織造りと南南協力の経験・課題を語っていただき、今後の地雷・不発弾分野に対する支援の在り方を考える場として、公開セミナーを開催します(※本セミナーは、3月24日に開催されたセミナー「南南協力で進める地雷対策支援-日本が繋いだカンボジアとアンゴラの連携-」の続編として開催するものです)。
なお、本セミナーにおいては、JICA小向国際協力専門員が作成した書籍「支援される側から教える立場に-カンボジア地雷対策センターと日本の支援-」の配布や関連DVDの上映も行います。

発表者:
カンボジア地雷対策センター(CMAC)ヘン・ラタナ長官
ラオス国家不発弾プログラム(UXO Lao)ティパソン・スカタマヴォン長官
JICA 小向絵理 国際協力専門員

ディスカッサント(予定):
東北大学東北アジア研究センター 佐藤源之教授
一般財団法人日本国際協力システム(JICS) 工藤俊一審議役
JICA 林明仁専門家

申込み方法

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問い合わせ先

JICA社会基盤・平和構築部平和構築復興支援室 宮田
電話:03-5226-6946 Email:Miyata.Hitoshi@jica.go.jp