国際シンポジウム「国家建設へのチャレンジ in Asia-開発協力における日独の国際責任および役割-」

掲載日:2009.11.07

イベント |

イベント内容

国家建設、「国造り」。どの国も、試行錯誤しながら長い時間をかけて国造りを行ってきました。今、政治的に安定して経済成長も順調な国もあれば、生活がテロに脅かされ、貧困にあえぐ不安定な国もあります。日本とドイツは、第二次世界大戦から奇跡的な復興を成し遂げました。そしてアジア、ヨーロッパの経済大国となり、途上国に対して、自らの経験と強みを生かして国際貢献を行っています。

現在、我々の回りには、金融危機や感染症、気候変動、テロなど、国境を越えた様々な課題が存在しており、その影響は世界を瞬時に駆け巡ります。人と人、国と国との結びつきが深まる中で、国際社会が一丸となってこうした危機(リスク)に立ち向かって行くことは、世界の人々が安心して暮らせる社会、「人間の安全保障」の実現にとって一層重要になっています。

奇しくも総選挙直後の日本とドイツ。同様に大統領選挙直後のアフガニスタンを含めた流動的な国際社会の中で、今後、両国はどのような国際貢献、開発協力を行っていくべきでしょうか?

本シンポジウムでは、国家建設に焦点を当てて、アジアにおける国造りのプロセスや国際社会のあり方を議論したいと思います。具体的には、国家建設の昨今の議論と実践の変遷をレビューした上で、実例としてインドネシアとカンボジアにおける国家建設の経験と、日独の援助のアプローチについて検証します。そして大統領選挙直後で状況が流動的なアフガニスタンにおける国造りの現状、課題、日独の支援の方向性などを議論したいと思います。国造りの多様性を前提としつつも、本シンポジウムを通じて、日本とドイツ両国をはじめとする国際社会による国造りへの貢献、開発協力のあり方などについて今後の方向性が見出されることを願っています。

本シンポジウムは、新政権が誕生したばかりの日独両国の国会議員(注)の参加も得ながら、政府関係者、援助実務者、ジャーナリストなど、様々な分野において活躍される専門家をお招きし、今後の効果的な支援と日独の開発協力の発展に向けた示唆を得ようとするものです。

皆様のご参加をお待ちしております。(注:ドイツ側からは欧州議会議員の参加を予定)

申込み方法

定員に達しましたので申込は締め切らせていただきました

関連ファイル

問い合わせ先

JICA企画部国際援助協調課(担当 宮城/高木)
E-mail:jicapvd-ap@jica.go.jp
TEL:03-5226-9177 FAX:03-5226-6373