第6回 青年海外協力隊(JOCV)研究セミナー「青年海外協力隊と隊員の人物像」(1日目)
掲載日:2015.07.16
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JICA緒方研究所について
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【東北大学大学院法学研究科・JICA(東北支部・研究所)共催】
第6回 青年海外協力隊(JOCV)研究セミナー
「青年海外協力隊と隊員の人物像」(1日目:7月16日)
(於:東北大学川内キャンパス)
青年海外協力隊(JOCV)は、1965年に日本政府の事業として発足した海外ボランティア事業であり、これまでに世界の88ヶ国に4万人以上の隊員が派遣されてきました。今年2015年は創設50周年となる記念の年です。このJOCV事業は、開発協力だけでなく、日本と途上国との相互理解、日本青年の育成という多様な目的を持ちあわせたユニークな事業ですが、その多面性ゆえに、一つの尺度や観点からの評価や理解が難しい面があります。
JICA研究所は、様々な学問の観点から協力隊事業を分析し、理解するために、この研究プロジェクトを立ち上げ、皆様と研究成果を共有するための公開セミナーを定期的に開催しています。これまでに開催されたセミナーのテーマは、協力隊の歴史(第1回)、人類学から見た協力隊(第2回)、海外ボランティア事業の国際比較(第3回)、開発協力と青年育成のあいだ(第4回)、隊員がもたらすもの—開発協力の担い手(第5回)となります。
今回の第6回セミナーは初めて東北地方で開催することから、参加者の皆様の関心に広くお応えするプログラム構成とし、協力隊の概要や経験談を紹介するほか、研究所が独自に長期にわたって行った隊員の意識調査の結果を報告します。また、今年が50周年にあたることから、協力隊創設の歴史を振り返ってみたいと思います。日程は二日間に分けられ、それぞれ会場が異なりますのでご注意ください。
【概要】
本セミナーでは、まず、青年海外協力隊事業とはどのようなものかについて説明し、実際に一隊員がどのような経験をしたのかを報告します。次に、意識調査の結果を用いて隊員の人物像を類型化し、隊員の参加動機と事業目的との関連性について考察します。最後に、協力隊創設の歴史を明らかにすることで、なぜこの事業が始まり、その目的が多様であるのかを検討します。
【登壇者】
発表者:
岡部 恭宜(東北大学法学部教授 / JICA研究所客員研究員)
白鳥 佐紀子(元JICA研究所研究員)
須田 一哉(元JICA研究所非常勤助手)
坂巻 絵吏子(JICA研究所企画課職員)
討論者:
畝 伊智朗(JICA研究所長)
司会:
岡部 恭宜
【プログラム】
16:20-16:25
開会挨拶(畝)
セミナーの趣旨説明(岡部)
16:25-16:45
青年海外協力隊の概要説明と経験談(坂巻)
16:45-17:15
応募動機による協力隊員の類型化—6つの隊員像(白鳥、須田)
17:15-17:45
青年海外協力隊の50年—創設と発展(岡部)
17:45-17:55
コメント(畝)
17:55-18:20
来場者との質疑応答
18:20
閉会
下のお申込みボタンよりお申込みください。
今回の第6回セミナーは7月16日、17日の2日間開催され、開催日程ごとにWEBでの申し込みが必要です。
17日もご参加をご希望される方は 【2日目の案内ページ】から別途お申込み下さい。
JICA研究所
(担当:坂巻、高島 E-mail:ditas-rsunit@jica.go.jp TEL:03-3269-2959)
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