プロジェクト・ヒストリー刊行セミナー『プノンペンの奇跡 世界を驚かせたカンボジアの水道改革』-リーダーシップと国際協力-

掲載日:2015.07.23

イベント |

イベント内容

プロジェクト・ヒストリー刊行セミナー

『プノンペンの奇跡 世界を驚かせたカンボジアの水道改革』
-リーダーシップと国際協力-

JICA研究所では、JICAの事業を振り返り、その軌跡と成果を分析して書籍としてまとめた「プロジェクト・ヒストリー」シリーズを刊行しています。本シリーズの第13弾として、『プノンペンの奇跡 世界を驚かせたカンボジアの水道改革』を刊行しました。本書の出版記念セミナーをJICA研究所・地球ひろばの主催、なんとかしなきゃ!プロジェクトの協力で開催いたします。

本書は、長く内戦に苦しんだカンボジアの首都プノンペンで、その水道公社が安全な水を市民に届けるまでの「キャパシティ・ディベロップメント」の過程を詳細に描いた物語です。水道管の不法接続や、盗水が横行し、水道公社が腐敗と汚職の温床だった1990年代。それが、わずか15年の間に安全な水を市民に届け、日本にも劣らない高いレベルのサービスを提供するまでに成長する奇跡の背後にあったものは何かを明らかにしています。

本セミナーでは、本書の著者と、実際に協力の現場でプノンペンの水道公社の支援に取り組んだ北九州市の専門家を迎えて、「プノンペンの奇跡」を実現したカンボジア側のリーダーシップと、これを支えた日本の国際協力にスポットをあてます。

(サムネイル写真:今村健志朗/JICA)

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講師

久保田 和也(北九州市 上下水道局海外・広域事業部)
【略歴】1992年、インドネシア水道環境衛生訓練センタープロジェクトの短期専門家として国際技術協力を初経験。1999年、日本からの初代専門家として、プノンペン水道公社に派遣されたのを契機に、同公社に長期・短期で計4度の専門家派遣に従事し、この間、水道テレメーターシステムを利用した漏水・盗水対策を指導。北九州市とプノンペンの協力関係の礎を築いた一人。

鈴木 康次郎(本書著者)
【略歴】青年海外協力隊員(理数科教師)としてリベリアに赴任後、1984年旧国際協力事業団(現JICA)入団。主に鉱工業分野の援助実務に従事し、スリランカ事務所次長、国際協力総合研修所人材養成グループ長、国際協力人材部次長、カンボジア事務所長、JICA中部所長を歴任。

桑島 京子(本書著者)
【略歴】JICA客員専門員。1980年旧国際協力事業団(現JICA)入団。アジア、アフリカの社会開発、地域経済開発、ガバナンス等分野の援助実務および調査研究に従事。中国事務所、国際協力総合研修所調査研究グループ長、社会開発部ガバナンスグループ長、シンガポール国立大学リークワンユー公共政策大学院シニアフェロー、産業開発・公共政策部長等を経て、2012年より現職。

上記書籍の紹介ページ

申込み方法

問い合わせ先

JICA地球ひろば 地球案内デスク
電話番号: 0120-767278 Eメール: chikyuhiroba@jica.go.jp