第6回 青年海外協力隊(JOCV)研究セミナー「青年海外協力隊と隊員の人物像」(2日目)

掲載日:2015.07.17

イベント |

イベント内容

【東北大学大学院法学研究科・JICA(東北支部・研究所)共催】

第6回 青年海外協力隊(JOCV)研究セミナー

「青年海外協力隊と隊員の人物像」(2日目:7月17日)

於:東北大学片平キャンパス

青年海外協力隊(JOCV)は、1965年に日本政府の事業として発足した海外ボランティア事業であり、これまでに世界の88ヶ国に4万人以上の隊員が派遣されてきました。今年2015年は創設50周年となる記念の年です。このJOCV事業は、開発協力だけでなく、日本と途上国との相互理解、日本青年の育成という多様な目的を持ちあわせたユニークな事業ですが、その多面性ゆえに、一つの尺度や観点からの評価や理解が難しい面があります。

JICA研究所は、様々な学問の観点から協力隊事業を分析し、理解するために、この研究プロジェクトを立ち上げ、皆様と研究成果を共有するための公開セミナーを定期的に開催しています。これまでに開催されたセミナーのテーマは、協力隊の歴史(第1回)、人類学から見た協力隊(第2回)、海外ボランティア事業の国際比較(第3回)、開発協力と青年育成のあいだ(第4回)、隊員がもたらすもの—開発協力の担い手(第5回)となります。

今回の第6回セミナーは初めて東北地方で開催することから、参加者の皆様の関心に広くお応えするプログラム構成とし、協力隊の概要や経験談を紹介するほか、研究所が独自に長期にわたって行った隊員の意識調査の結果を報告します。また、今年が50周年にあたることから、協力隊創設の歴史を振り返ってみたいと思います。
日程は二日間に分けられ、それぞれ会場が異なりますのでご注意ください。

【概要】
このセミナーでは、意識調査の結果を用いて隊員の人物像を類型化し、隊員の参加動機と事業目的との関連性について考察するほか、隊員の帰国時に行ったデータから協力隊の活動を通じて隊員にどのような変化があったのかを探ります。また、こうした研究内容を踏まえて、セミナー参加者と議論し、今後の協力隊事業への示唆を得る場といたします。

【登壇者】
発表者:
白鳥 佐紀子(元JICA研究所研究員)
須田 一哉(元JICA研究所非常勤助手)
大貫 真友子(JICA研究所研究員)

討論者:
三次 啓都(JICA青年海外協力隊事務局審議役)

司会:
岡部 恭宜

【プログラム】
19:00-19:05
開会挨拶(畝JICA研究所長)
セミナーの趣旨説明(岡部)

19:05-19:35
応募動機による協力隊員の類型化——6つの隊員像(白鳥、須田)

19:35-20:05
帰国後データに関する中間報告(大貫)

20:05-20:15
コメント(三次)

20:15-21:00
来場者との質疑応答

21:00
閉会

(サムネイル写真:今村健志朗・JICA)

申込み方法

WEBでの受付は終了いたしましたが、聴講ご希望の方は直接会場へお越しくださいよろしくお願い申し上げます。

問い合わせ先

JICA研究所(担当:坂巻、高島)
E-mail:ditas-rsunit@jica.go.jp TEL:03-3269-2959