研究所公開セミナー Conditional Cash Transfers(CCT)は教育・保健の改善、貧困削減に寄与するか?-アフリカにおけるCCTプログラムのレビュー結果から-

掲載日:2012.09.10

イベント |

イベント内容

来る9月10日にJICA研究所で下記のとおり公開セミナーを開催いたします。

発表は、世界銀行 人間開発局リードエコノミスト Dr. Garcia*により、近著「The Cash dividend: The rise of cash transfer programs in Sub-Saharan Africa」をもとに行われます。著作では、サブサハラ・アフリカ37カ国で行われた123のCCTプログラムの成果が詳細に検証されています。

現在、全世界では$32 billionにもおよぶCCTが行われ、そのうち$10 billion以上が、アフリカに投下されています。1990年代の後半に、メキシコとブラジルで導入されて以来、CCTプログラムは世界中の中・低所得国に広がっています。

最近では、ニューヨーク市が、さまざまな公的な制度に、CCTを実験的に導入することを試みています。

本セミナーでは、アフリカにおけるCCTの現況、およびCCTの教育・保健の改善と貧困削減へのインパクト、さらには、なぜCCTプログラムは世界中で受け入れられているのかなどについて議論します。

*Dr. Garciaは、国際食糧政策研究所(IFPRI)を経て、1995年に世界銀行に入行。貧困、食糧安全保障、栄養等に関する論文を多数出版しています。

日時:9月10日(月)14:00-15:30 600会議室
講師:Dr. Marito Garcia
 (Lead economist and program manager at the Human Development Department, Africa Region, World Bank)
使用言語:英語 (今回同時通訳はありません)
参加費:無料
定員:60名

以上

申込み方法

セミナーにご参加を希望される方は、下記「参加申し込み」ボタンから、申込フォームに必要事項をご記入の上、お申込みください(9月7日(金)締切)。なお、お申込み人数が定員に達し次第、締切とさせていただきますので予めご了承ください。

問い合わせ先

JICA研究所 敦賀・安
email:ditas-rsunit@jica.go.jp
TEL:03-3269-2959 FAX:03-3269-2054