【終了】【協力隊まつり・地球ひろば共催】第7回青年海外協力隊（JOCV）研究公開セミナー「協力隊員はどのような人たちか--意識調査のデータから」

青年海外協力隊（JOCV）は、2015年に創設50周年を迎えた海外ボランティア事業であり、これまでに世界の88ヶ国に4万人以上の隊員を派遣してきました。JICA研究所は、様々な学問の観点から協力隊事業を分析し、理解するために、「青年海外協力隊の学際的研究プロジェクト」を立ち上げ、皆様に研究成果を還元するための公開セミナーを定期的に開催しています。

これまでに開催されたセミナーのテーマは、協力隊の歴史（第1回）、人類学から見た協力隊（第2回）、海外ボランティア事業の国際比較（第3回）、開発協力と青年育成のあいだ（第4回）、隊員がもたらすもの—開発協力の担い手（第5回）、青年海外協力隊と隊員の人物像（第6回）です。また、昨年は50周年を記念して公開シンポジウム「青年海外協力隊の学際的研究」も開催しました。

今回の第7回セミナーは、協力隊まつり実行委員会および地球ひろばとの共催で、隊員の社会人基礎力の変化、協力隊への応募動機、さらには現地でのネットワーク構築の観点から、研究所が独自に長期にわたって行った隊員の意識調査の結果を報告します。そして、来場頂く皆様から報告に対する忌憚のないご意見を伺い、活発な議論の場とすることで、研究の発展につなげて行きたいと思います。協力隊に関心のある方ならば、どなたでも歓迎いたします。

【概要】
このセミナーでは、意識調査の結果を用いて隊員の人物像を類型化し、隊員の参加動機について検討するほか、同じく意識調査により収集したデータから、協力隊の活動を通じて隊員の社会人基礎力にどのような変化があったのかを探ります。また、隊員の現地でのネットワーク構築に関する考察も行います。こうした研究内容を踏まえて、セミナー参加者と議論し、今後の協力隊研究への示唆を得る場といたします。

【登壇者】
発表者：
岡部　恭宜（東北大学教授・JICA研究所客員研究員）
大貫　真友子（JICA研究所研究員）

討論者：
長光　大慈（特定非営利活動法人 開発メディアの代表・ベネズエラOV）　他

【プログラム】
12:30-12:35
開会の挨拶
12:35-12:45
応募動機による協力隊員の類型化——6つの隊員像（岡部）
12:45-12:55
協力隊員のネットワーク構築に関する予備的考察（岡部）
12:55-13:15
協力隊と社会人基礎力（大貫）
13:15-13:30
コメント（長光他1名）と応答
13:30-14:00
来場者との質疑応答
14:00
閉会

JICA地球ひろば 地球案内デスク

電話：0120-767278　メール：chikyuhiroba@jica.go.jp

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