【終了】日本の開発援助(英文書籍)発刊記念セミナー(Manning元OECD-DAC議長を迎えて)

掲載日:2016.05.23

イベント |

イベント内容

発表者

  • Richard MANNING オックスフォード大学シニア研究員、元経済協力開発機構開発援助委員会(OECD-DAC)議長、インパクト評価の国際イニシアティブ(3ie)議長
  • 加藤 宏 JICA理事

コメンテーター:

  • 下村 恭民 法政大学 名誉教授

内容

JICA研究所の研究成果をもとに、日本のODAの歴史を振り返る英文書籍「Japan's Development Assistance - Foreign Aid and the Post-2015 Agenda -」が2015年11月、Palgrave Macmillan社から発刊されました。2015年9月に採択された持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、国際社会が邁進している中、本書は、そのようなタイミングをとらえて、日本のODAの歴史を振り返りつつ、これからの日本の開発協力が果たすべき役割を問うという問題意識のもとに出版されました。

今般、JICA研究所では、執筆者の一人であるオクスフォード大学シニア研究員・元OECD/DAC議長のRichard Manning氏の来日の機会を捉え、本書籍を紹介するセミナーを開催いたします。本書の中で、日本と欧米パートナーとの関係について執筆したManning氏は、著書の中で「日本は、1970年代にはアンタイド分野、1990年代には国際開発目標の開発、またこの数十年には三角協力分野での主導的な役割を担ったが、他方で援助ドナーとして『守り』の姿勢を取ることが多かった。日本とOECD/DACはもっとクリエイティブな関係があり得たかもしれない」と提起されています。

基調講演では、執筆した章の内容に触れながら日本と欧米パートナーの対話を顧みます。すなわち、開発援助における日本のアプローチの弱点そして強みを省みつつ、SDGsに向けた国際社会の取組みに日本がどのように貢献できそしてすべきかを問いかけます。

コメンテーターには編者の一人である法政大学名誉教授の下村恭民氏をお招きし、加藤宏JICA理事による進行のもと、日本の開発協力を議論いたします。

プログラム

16:30~16:35  開会の言葉 (北野尚宏JICA研究所長)
16:35~16:55  書籍の全体像について (加藤理事)(20分)
16:55~17:25  「OECD-DAC と日本: 過去、現在そして未来」 (Manning氏)(30分)
17:25~17:35  コメント(下村名誉教授)(10分)
17:35~17:55  質疑応答 (20分)
17:55~18:00  閉会の言葉

<ご留意点>
セミナーは録画され、場合によってはJICA研究所のウェブサイトに掲載される可能性もございます。また、取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのであわせてご了承ください。

問い合わせ

JICA研究所 (坂巻・本田)

電話:03-3269-2959 メール:ditas-rsunit@jica.go.jp 

申し込み方法

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