【終了】公開セミナー「豊かな国は貧しい人々を助けるべきか」

David Hulme　マンチェスター大学　教授

Hulme教授は農村開発、貧困削減、マイクロファイナンスや開発におけるNGOの役割など多岐に渡るテーマで主にバングラデシュを中心に南アジア、東アフリカ、大洋州をフィールドとして30年以上研究をされています。

教授の最新著書である”Should Rich Nations Help The Poor?”が2016年6月にPolity Pressより出版されました。

著書の中で、過去援助がなされながらも未だベーシックヒューマンニーズが満たされない貧困に苦しむ人々がいる現状において、豊かな国が自国市民の将来の福祉を考えるならば、貧しいコミュニティを援助することが正しく賢いことである、という考えとその根拠を説明しています。そして、これからは従来型の援助ではなく、貿易・投資・環境政策の改革を通して開発援助をしていくべきであり、そのためには同時に国際社会規範も変えていくべきと指摘しています。

今般、Hulme教授の来日の機会を捉えて、右著書のエッセンスをご紹介いただきます。

17:00~　開会の挨拶（講演者ご紹介）
基調講演（Hulme教授）
17:50~　質疑応答 (30分)
18:20 　まとめ（Hulme教授）

David Hulme is Professor of Development Studies at the University of Manchester where he is Executive Director of the Global Development Institute and CEO of the Effective States and Inclusive Development Research Centre. He has worked on rural development, poverty and poverty reduction, microfinance, the role of NGOs in conflict/peace and development, environmental management, social protection and the political economy of global poverty for more than 30 years. His main focus has been on Bangladesh but he has worked extensively across South Asia, East Africa and the Pacific. His recent books include Should Rich Nations Help the Poor? (Polity, 2016), Global Poverty: Global Governance and Poor People (Routledge, 2015), Governance, Management and Development (Palgrave, 2015), and Just Give Money to the Poor (Kumarian Press, USA, 2010).

＜ご留意点＞
本セミナーでは、セミナーの様子を写真撮影いたします。撮影された写真は後日JICA及びJICA研究所のHPに掲載される可能性がございます。あらかじめご了承いただけますと幸いです。

JICA研究所（坂巻、原）
電話：03-3269-2959　メール：ditas-rsunit@jica.go.jp

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