地球ひろば・JICA研究所共催セミナー 『UGANDA通信-北部復興支援の現場から-』関連セミナー: アフリカにおける平和構築とは

掲載日:2013.07.23

イベント |

イベント内容

JICA研究所は地球ひろばと合同で、国際協力に関する書籍について、広くご紹介するセミナーを開催いたします。

アフリカ東部に位置するウガンダ共和国は、他のアフリカ諸国同様に、近年、都市部には車があふれ、経済成長著しい一方で、全国レベルでの貧困削減が課題となっており、特に北部のアチョリ地域は、過去20年以上にわたる反政府勢力との紛争の結果、住民の9割以上が国内避難民(IDP)としてキャンプでの生活を余儀なくされることとなり、基礎インフラ及び社会サービスを含む開発全体が南部と比べて大きく立ち後れてしまいました。

JICAはウガンダに対し、経済成長を通じた貧困削減と地域格差是正を柱に支援を行っており、北部地域においては、武装勢力がウガンダ国内から撤退していき、国内避難民(IDP)が2008年頃からキャンプから村に帰還し始めたのを受け、これらのIDPが帰還先の村で生活できるようになり、元児童兵や障害者等も帰還先のコミュニティで取り残されないようにしていくための平和構築への協力を、2009年から力を入れて実施している状況です。北部復興支援の様子や関係者の奮闘ぶりは、月刊誌『国際開発ジャーナル』で紹介されてきましたが、このたび、2年半にわたる連載を全話収録した『UGANDA通信-北部復興支援の現場から-』が、国際開発ジャーナル社から発行されました。そこで出版を記念し、ウガンダ北部の歴史や現状、同地域でのJICAの取り組みをご紹介するセミナーを開催いたします。(地球ひろばでは、7月4日に映画「ウォー・ダンス」を題材にしたウガンダ国紹介のセミナーを開催しています。)

本セミナーでは、『UGANDA通信』の執筆者やJICAのウガンダ北部復興支援に関わった方々をお招きし、ウガンダ北部の状況とJICAの復興支援への取り組みの様子、さらに周辺国も含めたアフリカ諸国を平和構築というキーワードで考えます。

まずセミナー前半では、『UGANDA通信』の舞台であるウガンダ北部地域にJICAが協力を開始するに至った経緯、当時の同地域の状況、協力内容、本協力の意義、そして現在の協力状況、現地の状況などをお話しいただきます。

後半は、ウガンダのみならずアフリカ諸国の現状や支援の現場を数多く知るパネリストが、アフリカにおける平和構築を切り口に参加者の皆さまとの質問に答えながらパネルディスカッションを行います。

【講師・パネリスト】
 片山 祐美子氏(株式会社NTCインターナショナル 主任技師)
 中坪 央暁氏(国際開発ジャーナル編集委員)
 畝 伊智朗(JICA理事長室長)
 小向 絵理(JICA国際協力専門員<平和構築>)
 島田 具子(JICA経済基盤開発部 平和構築・都市・地域開発第一課)

モデレーター:室谷 龍太郎(JICA研究所 リサーチ・アソシエイト)

申込み方法

下記問合せ先まで、電話またはEメールにてお名前、ご連絡先をお知らせのうえお申込みいただくか、または下記の「お申込みリンク」からご登録ください

問い合わせ先

JICA地球ひろば 地球案内デスク
電話番号:0120-767278
Eメール:chikyuhiroba@jica.go.jp

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