JICA研究所セミナー：中国地方政府の行動様式の決定要因について

グローバル経済において一層存在感を増す中国。他方、国内においては、格差の拡大や汚職問題、PM2.5をはじめとする大気汚染等の環境問題といった、高成長と急速な都市化の歪みが顕著となってきています。そのような問題への対処において、地方政府のあり方、行動様式が問われる場面も少なくありません。しかし、問題は地方政府そのものというよりも、地方政府の置かれている制度的環境が地方政府の行動を規定しているからに他なりません。

本セミナーでは、中国の国務院発展研究センターより林家彬（Lin Jiabin）氏を招き、近著『都市病—中国における都市病の制度的起源と対策研究（城市病—中国城市病的制度的根源与対策研究）』（2012年、発展出版社）をベースに、中国地方政府の行動様式を規定する制度的諸要因についてご講演頂きます。国務院発展研究センターは、中国国務院直属の総合政策シンクタンクであり、国家経済社会開発の研究を担う一方、5か年計画の策定等中央政府の政策決定過程にも深く関与している中国有数の研究機関です。林氏は、東京大学で博士号を取得された地域経済開発研究の専門家であり、長年中央政府の立場から地方ガバナンスにかかる研究に携わってこられました。是非ご参加ください。

【プログラム案】 ＊予告なく変更される場合があります

15:00-15:05　開会の挨拶
北野 尚宏　国際協力機構（JICA）研究所 副所長

15:05-16:05　講演「中国地方政府の行動様式の決定要因について」
林 家彬（Lin Jiabin）　国務院発展研究センター社会発展研究部長（巡視員）

16:05-16:30　質疑応答

16:30　　　　閉会

参加ご希望の方は、以下「参加申込み」ボタンからフォームに必要事項をご記入の上、お申し込み下さい(12月11日受付締切)。尚、定員に達し次第締め切りとさせていただきますので、予めご了承下さい。

JICA研究所　企画課（担当：相川・沖）
E-Mail：ditas-rsunit@jica.go.jp　TEL：03-3269-2959　FAX：03-3269-2054