国際シンポジウム「グローバリゼーションと新たな開発援助のあり方」

掲載日:2010.04.02

イベント |

イベント内容

グローバル化の進展とともに、国際社会は大きく変容してきています。企業、人々の活動は、国境にとらわれないものとなり、地域を越えて相互に依存しあう関係が強まってきています。グローバル化には、雇用や産業を創出し経済成長を促進する一方、国際的な組織犯罪やテロリズム、感染症といったリスクも国境を越えて広がるという側面があります。
日本の開発援助は、これまでアジア地域を中心に開発途上国の経済成長に大きく貢献してきました。本フォーラムでは、グローバル化の中で生じている新たなリスクを克服しその利益を享受するために、外交やビジネスがどのように変化しているのか、そのような変化の中でこれからの日本の開発援助はどのような役割を果たしていくべきか、ディスカッションを通じその方向性を探ります。また、成長するアジア地域と日本とが、国際社会で協調して果たすべき役割についても議論します。

本フォーラムは、2部構成であり、グローバリゼーションと新たな開発援助のあり方について議論する第一部に続き、第二部では、グローバル化のリスクの一つである紛争の影響を受ける国々への支援について議論します。世界銀行が現在、取りまとめている世界開発報告2011「Conflicts, Security and Development(仮題)」について、報告書(ドラフト)のポイントをもとに議論し、フォーラムでの議論を通じて得られたインプットを最終報告書に反映します。

■プログラム概要(調整中につき、変更の可能性があります)

10:00 開会挨拶
西村 智奈美(外務政務官)

10:10 特別スピーチ
韓 昇洙(ハン・スンス)(前韓国首相)

10:20-12:00 第1部 グローバリゼーションと新たな開発援助のあり方

司会進行:
 道傳 愛子(NHK解説委員)
パネリスト(予定):
 緒方 貞子(国際協力機構理事長)
 韓 昇洙(ハン・スンス)(前韓国首相)
 スリン・ピッツワン(ASEAN事務総長)
 出井 伸之(クオンタムリープ株式会社代表取締役)
 ジャスティン・リン(世界銀行上級副総裁兼チーフエコノミスト)*
 *TV会議システムを通じた出席

13:30-16:30 第2部 世界開発報告2011東京ワークショップ
“Conflicts, Security and Development”

司会進行:
 谷口 和繁(世界銀行駐日特別代表)
登壇者(予定):
 サラ・クリフ(世界銀行世界開発報告2011担当局長)
 スリン・ピッツワン(ASEAN事務総長)
 本名 純(立命館大学教授・JICA研究所客員研究員)
 寺田 貴(早稲田大学教授)
 恒川 惠市(国際協力機構理事兼JICA研究所長)
 伊藤 恭子(外務省国際協力局開発協力企画室長)
 大島 賢三(国際協力機構副理事長)他

16:30 閉会(予定)

申込み方法

定員に達しましたので、申込を締め切らせていただきました。たくさんの申込、ありがとうございました。

関連ファイル

問い合わせ先

独立行政法人国際協力機構(JICA) 企画部 国際援助協調課 
E-mail:pdtdp@jica.go.jp
TEL:03-5226-9110