ウランバートル市都市開発実施能力向上プロジェクト

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ゲル地区の様子

ウランバートル市では、1998年に65万人であった人口が2007年には100万人を突破し、急激に人口が増加しています。人口増加の多くは地方からの流入であり、遊牧民が移動式住居(ゲル)を建て、都市の無秩序な拡大が進んでおり、環境問題なども引き起こしています。

このような状況に対し、JICAは2007年から2009年にかけて「ウランバートル市都市計画マスタープラン・都市開発プログラム策定調査」を実施し、今後のウランバートル市の2030年までの社会・経済フレームワーク、都市開発ビジョンを示すための協力を行いました。

今後さらにウランバートル市の人口増加が進むと予測され、マスタープラン調査に基づく計画的な都市整備の必要性が高まっているものの、これを実現するための都市開発関連の法制度は不十分な状況にあります。そのため、本プロジェクトでは、都市開発関連法制度の整備支援ととともに、都市整備・開発事業の実施に必要な行政能力の強化を図ります。

(実施期間:2010年6月〜2013年3月)

プロジェクト概要
【図表】プロジェクト概要