「第10回中南米日系社会との連携調査団」にて8社の沖縄企業がブラジルを視察
2023.10.19
2023.10.19
JICA(国際協力機構)では日本の民間企業とブラジル社会との連携を図る「中南米日系社会との連携調査団」を派遣しています。企業の中南米への事業展開における支援を行うこと、そして現地の開発課題の解決に貢献することを目的としています。
第10回目となる今年は、中南米でも特に日系社会との繋がりが深い沖縄県から農業、建設、廃棄物処理、食品、映像制作の分野で事業展開する8社がペルー、ボリビア、ブラジルの3ヶ国を約2週間かけて訪問しました。
ブラジルには2023年10月2日~7日にかけて滞在し、サンパウロ州、パラナ州、ミナスジェライス州を訪問し、日系社会との交流、現地企業への訪問視察、ビジネスマッチングセミナーを行い、ブラジルの市場調査を行いました。10月3日(火)にはサンパウロにて沖縄県人会とビジネス系の日系団体との懇親会を実施しました。会場には調査団と同じ分野で活躍する日系社会の代表が集まり、情報交換や交流を深めました。
10月4日にはジャパン・ハウスにてビジネスマッチングセミナーを開催し、約60名が参加しました。沖縄企業のピッチの後にはブラジル側参加者からSDGsや各企業の技術に関する専門的な質問が飛び交い、高い関心が寄せられました。その後、沖縄企業は全体で33件の現地企業と個別商談を行い、中には他州から訪れた参加者と活発に意見交換を行う方もいました。
10月5日~6日にかけてはそれぞれサンパウロ州、パラナ州、ミナスジェライス州に分かれ代理店候補企業との面談、農家視察などを行いました。そして最終日の10月7日にはブラジル日本移民史料館を訪れ、日本移民の歴史について学びました。
今後の展開として中南米地域へ開発課題を解決できるイノベーティブなアイデアの進出支援を行う「TSUBASA」などへのJICAスキームの応募を検討する企業もおられ、これからの活動が期待されます。
沖縄県人会と日系団体との懇親会
ジャパン・ハウスでのビジネスマッチングセミナー
ジャパン・ハウスでのビジネスマッチングセミナー
個別商談会の様子
サンパウロの食品製造会社への視察
ベロオリゾンテの住宅マンションの工事現場への視察
集合写真
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