ジャカルタ首都圏MRT東西線開発に係るJICAと開発ドナーとの連携MOU締結

2023.06.08

国際協力機構(JICA)は、現在支援中のジャカルタMRT東西線の将来フェーズの開発に関し、欧州投資銀行(European Investment Bank:EIB)、フランス開発庁(Agence Française de Développement:AfD)、英国輸出信用保証局(UK Export Finance:UKEF)、ドイツ復興開発金融公庫(Kreditanstalt für Wiederaufbau:KfW)との間で今後の連携について確認し、2023年5月31日、各機関の代表者と覚書(Minutes of Understanding:MOU)への署名を行いました。

MRT東西線は、2019年3月に日本の支援で開業したMRT南北線に次ぐ都市高速鉄道であり、現在JICAが協力するジャカルタ特別州でのフェーズ1事業に続き、フェーズ2事業ではバンテン州、西ジャワ州まで延伸されることが計画されております。

JICAはフェーズ1事業に対する協力を展開しており、うちフェーズ1の一部区間についてはJICAのEngineering Service借款により基本設計、入札書類が作成され、今後、2024年の着工に向けて、2023年度中に第1期借款の供与が予定されています。

今回のJICAと開発ドナーによるMOUは、将来的に計画が具体化されるMRT東西線フェーズ2の効果的な実施に向けたものであり、その内容としては、フェーズ1事業にて採用される鉄道技術仕様・基準が引き続き用いられることや、東西線全線約90kmの整合性のとれた開発の実現に資する開発ドナー間での協調と連携、知的協力等について確認するものとなっております。

JICAは、ジャカルタ首都圏における交通渋滞の緩和、大気汚染の緩和、投資環境の改善に貢献すべく、MRT開発をはじめ都市交通インフラの整備、公共交通システムの改善と人材育成への協力を展開していきます。

署名式の様子

【画像】

欧州投資銀行代表者(右側)

【画像】

AfD代表者(左側)、KfW代表者(右側)

【画像】

UKEF代表者(左側)

本件に関するインドネシア国内問合わせ先

JICAインドネシア事務所担当 鬼塚
電話番号:(62-21)5795-2112(424)
メール:Onizuka.ryosuke@jica.go.jp

広報について

JICAインドネシア事務所広報担当 プトリ
電話番号:+62-21-5795-2112(ex.222)
メール:putrisiahaan.in@jica.go.jp

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ