ボランティアレポート 「外から見たマラウイという国」

2023.10.27

名 前: 石井 求依
隊 次: 2022年1次隊
職 種: 小学校教育
配属先: ミトゥンドゥ教師研修センター
出身地: 大阪府

私は赴任してちょうど1年経った今年の8月、一時帰国をしました。帰国前は予定を組むのに忙しく、ワクワクしていたのを覚えています。しかし、帰国して1週間ほど経った頃、ある感情が湧きました。

「早くマラウイに帰りたい。」

日本は本当に何でもあるし、生活するには決して困らないはずなのに、何か心にぽっかり穴が開いたような、そんな気持ちがして、この「マラウイに帰りたい」という考えが頭の中でグルグルし、ある時、帰り便の日程までを数えていることに気がつきました。
たった1年しか暮らしていない国、ましてや協力隊に参加するまでは聞いたこともなかった国であるマラウイ。ですが、現地の人の温かさに触れ、分からないなりにチェワ語でコミュニケーションを取って関係性を作るうちに、マラウイのことをこんなにも好きになっているのだと改めて認識することができました。

実際、一時帰国から任地に帰ってきたとき、任地の人が「待ってたよ!」と言って出迎えてくれたのがとても嬉しかったです。

メインとなる活動ですが、前回のレポートでも書きましたが、さほどうまくいっているとは思えません。現地の先生に教授法を教えるどころか、助けてもらってばかりです。それでも現地の先生は「来てくれて助かった。」と言ってくれますし、子どもたちも「来てくれてありがとう、明日も来てね。」と言ってくれます。そのたった一言が私の気持ちをすごく楽にさせてくれるのです。

私がこの国のためにできることはほとんどないかもしれません。ですが、日本に帰った後に世界にはマラウイという国があるということや、そのマラウイはどんな国かということを伝えることはできると思います。そのために残された半年という任期を全うします。

折り紙でうさぎを作りました。

折り紙でうさぎを作りました。

ピアノに触れたことがないので、ドレミの位置を確認しています。

ピアノに触れたことがないので、ドレミの位置を確認しています。

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ