ボランティアレポート「私がマラウイに来た意味、少しはあった・・・?」

2023.09.21

名 前:田畑 耀
隊 次:2021-3
職 種:理学療法士
配属先:マンゴチ県病院
出身地:神奈川県

マラウイで生活をしていると「日本人?」と声をかけてくれる人がいます。私が日本人とわかると嬉しそうに、過去に出会った日本人の話をしてくれます。とても日本人に対する印象がよく、過去に日本人にお世話になったことや友達であることを自慢気に話してくれます。そのほとんどが過去にJICA海外協力隊としてマラウイに派遣されていた人たちの話です。それを聞くと私も日本人として隊員として誇らしい気持ちになります。それほどマラウイでは多くの人がJICAの存在を知ってくれています。改めてマラウイへの派遣が始まって約50年、多くの協力隊員がマラウイで活躍してきたのかが分かります。

そうした過去にマラウイで活躍してきた隊員の活動があるからこそ、私は今こうして楽しく充実したマラウイ生活が送れているのだなと実感します。と同時に、私も先人に続いて、これからマラウイに来る日本人が日本人として胸を張れるような活動をしていかなければならないと身が引き締まる思いです。

私の活動は、残り4か月となり、マラウイの人たちのために私に何ができたのかと考えます。そんな時、何気ない日々で築いたマラウイの人たちとの関係が、マラウイの人たちの心に残り、今後もマラウイと日本が良い関係を続けていく一助になっているかもしれないと思うと私のマラウイでの日々も少しは意味があったのかもしれません。

時々日本がとても恋しくなりますが、日本に戻ったらきっとマラウイでの生活がとても恋しくなると思います。残りの任期、マラウイでの日々をやり切ったといえるよう、マラウイの人たちとの時間、マラウイの景色、マラウイの食事、今しかできないことを全力で楽しみたいと思います。そしてこれからも続くマラウイと日本の関係を築いていく一員であるという自覚をもって、残りの時間を大切に過ごしていきたいと思います。

活動帰りに近所の子供たちと

活動帰りに近所の子供たちと

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