パラグアイ共和国「障害者の社会参加促進プロジェクト」に関する討議議事録の署名について

2023.11.08

国際協力機構(JICA)は、11月28日、アスンシオンにて、パラグアイ共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「障害者の社会参加促進プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

パラグアイは2012年に国家障害者人権庁を設立し、障害者の権利の保障に取り組んでいます。JICAは2016年から国家障害者人権庁に専門家を派遣し、障害者の社会参加促進を支援してきました。

障害者の人権を自治体レベルで保証するためため、2021年からは各自治体に障害事務局の設置が始まり、障害者と行政の対話を行う場の設置が求められています。

この取り組みを支援するため、本案件では国家障害者人権庁と協力して、5つの市の障害事務局が障害者との対話により障害者の社会参加を促進し、知見を共有することを目指します。

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RD署名

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RD 交換

案件の詳細は以下のとおりです。

案件名 障害者の社会参加促進プロジェクト
実施予定期間 48か月
実施機関 国家障害者人権庁 (Secretaria Nacional por los Derechos Humanos de las Personas con Discapacidad – SENADIS)
対象地域 ビジャリカ市、コロネル・オビエド市、カアグアス市、フェルナンド・デ・ラ・モラ市、ピラユ市
具体的事業内容 本事業は、パラグアイの5つの都市において、地方自治体レベルで障害に関する対話のためのプラットフォーム確立・強化、障害者が対話に参加するためのプロジェクトサイトでの関係者 の能力強化、他の地方自治体への展開を見据えた手法の開発を行うことによって、プロジェクトサイトでの障害に関する対話を通じて障害者の社会参加の改善を図り、もって対話を発展させるために学んだ教訓を県内の他の自治体へ共有することに寄与するもの。

12月3日国際障害者デーに寄せるJICAのメッセージはこちら:
https://www.facebook.com/jicapr/posts/pfbid021kwwYFgH2BLmkuspktvbcANpARCbTT4mFp3khtKk5X2UdSfAApUHXBpg7yEvpcJnl

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