持続的な森林管理のための研修

2024.03.11

 JICAはPNG森林公社と共に、「森林伐採モニタリングシステム改善を通じた商業伐採による森林劣化に由来する排出削減プロジェクト」を実施しています。このプロジェクトは、適切な方法で伐採を行うための規則や手続きの実施のための関係者の能力強化、また森林の天然更新のための能力強化、そして伐採作業現場での炭素モニタリング手法の開発を行っています。パプアニューギニアでは違法な伐採が温室効果ガス排出に大きく影響していると言われ、その改善が喫緊の課題とされています。

2月27日~3月1日、活動の一環として、計画・モニタリング・管理手続き(PMCP)と伐採実施規則(LCoP)の理解と実践のための研修が西ニューブリテン州キンベにて行われました。2023年にはすでに2回の研修を他地域で実施しており、今回で3回目になります。今回の研修には西ニューブリテン州、東ニューブリテン州、マヌス州、ブーゲンビル自治州、ニューアイルランド州等から計28名のPNG森林公社の職員が参加しました。この研修は座学と森林伐採現場の実地研修から構成されています。参加した28名は無事4日間の研修を終了して、修了書を受け取りました。今後、持続的な森林管理の現場で活躍していくことが期待されています。

今回はPNG森林公社職員を対象として実施されましたが、今後、現場で実際に伐採を行う伐採事業体のための研修も計画されています。JICAは引き続き、PNG森林公社や気候変動対策に関係するPNG政府機関、そして多くのパートナーと協力しながら活動していきます。

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001 Classroom lecture/講義風景 

002 Learning to use mobile applications./地形図等確認のためのモバイルアプリの学習の様子

003 Checking the progress of the training by PNGFA staff and Japanese Expert/研修内容を確認する森林公社職員と日本人専門家

004 Fieldwork at logging sites /伐採現場での実地研修

005 Using mobile applications in the forest. /現場でのモバイルアプリの活用の様子

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