国際女性デーを歩く! Walk for Gender Equality!!

2024.03.05

 パプアニューギニア(PNG)では性差に基づく暴力(GBV: Gender Based Violence)や教育格差など、ジェンダー不平等が国の大きな課題のひとつとされています。国連開発計画(UNDP)が発表するジェンダー不平等指数は191か国中169位(2021年)と低く、全女性人口の半数以上がセクシャルハラスメントを経験しているというデータもあります。JICA PNG事務所では、そのようなPNG国内の課題の解決に寄与するために、PNG政府や国際機関、NGO等と緊密に連携しながら様々な活動を行っています。

2024年3月10日には、PNG首都圏庁(National Capital District Committee)が実施する地域開発プログラムであるActive City Development Programと共催し、女性のエンパワメントやジェンダー不平等の解消を目的とした啓発ウォーキングイベントを実施しました。 早朝5時に、国連が呼びかける2024年の国際女性デーのテーマ「女性への投資を~発展の加速~(Invest in Women: Accelerate Progress)」とPNGの女性月間のテーマ「女性と協働を!(Count Her In)」の2つのテーマを基にJICA PNG事務所がデザインしたTシャツを纏い、PNGの人々、在住外国人、政府高官など、性別や年齢、国籍を超えて約800名が集いました。

首都ポートモレスビー市にあるスタジアムから約5km先のビーチまで続く海岸沿いの道を、さわやかな朝日と潮風を感じながらウォーキングを行いました。途中小雨に見舞われましたが、国際女性デーを祝福するかのように綺麗な雨上がりの虹も見ることができ、ゴール地点では主催団体や様々なゲストによる、ジェンダー平等や女性のエンパワメントを謳うスピーチが行われました。

PNGではジェンダーイシューは単一の問題ではなく、貧困や教育格差など、様々な社会問題と複雑に絡み合い、人々の安心安全な社会生活を脅かす存在となっています。JICA PNG事務所は今回のウォーキングイベントの様に、参加者全員で一体感を感じることができるイベントを通じて、誰もが平等に安心して生活できる平和な社会の構築に貢献していきます。

JICA PNG事務所の最新の活動やイベント情報はフェイスブックでもご覧いただけます。(英語) 
JICA Facebook Page

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ