国別研修「中央アジア 脳卒中リハビリテーション」コースのフォローアップ調査の実施

#3 すべての人に健康と福祉を
SDGs

2024.04.12

脳卒中リハビリテーション研修修了式

2024年4月9日
株式会社薬ゼミ情報教育センター

2024年3月6日(水)~16日(土)、薬ゼミ情報教育センター 職員3名、専門学校医学アカデミー 理学療法学科教員1名、片平エンジニアリング・インターナショナル 職員 1名が、国別研修「中央アジア 脳卒中リハビリテーション」コースの研修効果発現のためにウズベキスタンでフォローアップ調査を実施しました。

本調査は2023年9月の研修コースに参加した研修員のアクションプラン実行状況の把握、リハビリテーションに関する現地調査、現地での研修実施、今後の同研修コースの改善に向けた情報収集・整理、リハビリテーション分野における協力ニーズの把握を目的としました。

調査団は、研修員が勤務している医療機関やリハビリテーション施設での視察、技術的な指導や助言を行い、保健省及び社会保障庁での意見交換を行いました。

本調査の実施期間のうち2024年3月11日(月)~14日(木)の4日間は脳卒中リハビリテーション研修を実施しました。この研修にはリハビリテーション医師、その他の専門医、看護師など、医療従事者約40名が参加し、調査団員の理学療法士、作業療法士から、脳卒中の理学療法に必要な知識や重症度評価について講義と実技の研修を行いました。本調査を通じて参加者のリハビリテーションの理解が深まり、ウズベキスタンにおけるリハビリテーション技術の普及と、脳卒中患者の生活の質の改善に繋がることが期待されます。

研修の様子がTVでも放映されました:
https://www.youtube.com/watch?v=6vjCoGgLBMI

ウズベキスタンではリハビリテーションを必要としている国民が年間100万人いると推定されている中、リハビリテーションを受けられる人数は年間で3万人弱といわれており、理学療法のスキルを身に付けた医療人材の育成は政府の方針でも強化することが掲げられています。

本調査を通じて明らかになった課題を受け、私たちはリハビリテーション分野における持続可能な発展を促進することを目指して参ります。

ウズベキスタン国立障害者リハビリテーションセンターの様子

脳卒中リハビリテーション研修の様子:日本人専門家(理学療法士)による実技指導

ウズベキスタン保健省との協議

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