アルーシャ・ナマンガ・アティ川間道路改良事業

  • 種別:有償
  • 案件名:アルーシャ・ナマンガ・アティ川間道路改良事業
  • 実施地域:アルーシャ
  • 実施予定期間:2007.3〜2014.12
  • 実施機関:タンザニア道路公社(TANROADS)
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東アフリカ共同体(EAC)加盟国5カ国の首脳が出席した起工式

東アフリカ共同体(EAC:タンザニア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジの5カ国より構成)地域は、各国間を結び内陸国へと続く9大回廊を国際幹線道路として定義し、舗装率等の整備水準の向上によるネットワークの改良・強化を課題とする「東アフリカ道路網整備計画」に取り組んでいます。本事業対象区間は5大回廊のうち、ケニアとタンザニアの首都を結ぶ唯一のルートである回廊の主要部分にあたり、ケニアからタンザニアへの輸出の41%、タンザニアからケニアへの輸出の20%に利用されています。

本事業は、タンザニアのアルーシャとケニアのアティ川を結ぶ国際幹線道路(240km)を改良することにより、輸送能力増強を図り、もってEAC域内の経済統合推進と経済活性化、沿線地域住民の生計向上及び貧困削減に寄与することが期待されます。本事業はアフリア開発銀行(AfDB)との協調融資案件であり、JICAはタンザニア側のアルーシャ〜ナマンガ間道路(104.3km)に係る土木工事及びコンサルティング費用、AfDBはタンザニア側の一部及びケニア側(135.7km)の道路工事及びコンサルティング費用へ融資します。また、ナマンガ国境におけるOne Stop Border Postの設置もJICA(タンザニア側)、AfDB(ケニア側)それぞれにより融資されます。