資金がなければ、公共サービスのスムーズな執行に支障がでるため、歳入・予算、国庫管理・報告・監査などの公共財政管理はガバナンスの重要な分野のひとつとなっています。タンザニア政府は、90年代後半よりドナーの支援を得て、財務・経済省を中心に公共財政管理改革プログラム(PublicFinancial Management Reform Programme)を推進しています。さらに、タンザニアの年間国家予算のうち、約4割がドナーからの援助で賄われており、その意味でも、タンザニア政府・ドナーの双方にとって、援助資金の適正利用を確保することは極めて重要な課題となっています。
PFMRPは、第一フェーズ(1998年〜)、第二フェーズ(2004年〜)に引き続き、現在は第三フェーズ(2008年〜)を実施中です。第三フェーズのバスケットファンドに対し、2008/09年に引き続き、2009/10年度、日本は0.5億円を拠出しています。