中国派遣中の渡辺隊員よりお便りが届きました。

平成25年度2次隊  青年海外協力隊 理学療法士
渡辺 泰弘

患者診療

患者診療2

病院(唐家庄医院)

勉強会

私は現在中国の河北省唐山市にある病院で理学療法士として活動しています。
中国の病院は等級が分かれていて、3級から級なしまであります。またその等級の中でもグレードがあり、上から甲、乙、丙となります。それらは病床数や医師数、看護師数、設備などによって決定されています。

その中で私が配属されている病院は2級甲の病院で400床ほどの中級病院です。
現在半年が過ぎて行っている活動は1.患者診療、2.ICU病棟での早期リハビリの開始(中国ではICUのリハビリはほとんどやってなく、任地でも最近開始した)、3.週一回の勉強会の開催、4.近隣病院でのリハビリ指導の4点を実施しています。

中国では理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士という枠組みがなく、治療師と統一され、病院に就職してからそれぞれ配属されます。国家資格自体がまだ整ってなく、私の病院のスタッフは半年間違う病院で研修をしたのちに資格を持った方々です。
そのため、知識・技術に関しては不足しています。
しかし、それでも向上心があり、とてもいい環境に恵まれたと思っています。

まだ言葉の壁もあり、100%自分の伝えたいことが伝えられていませんが、今後も草の根の活動を行い、任地の方にとって来てもらってよかったと思うような活動ができるよう頑張ります。