ウランバートル市大気汚染対策能力強化プロジェクト

Capacity Development Project for Air Pollution Control in Ulaanbaatar City

終了案件

国名
モンゴル
事業
技術協力
課題
環境管理
協力期間
2010年3月〜2013年3月

プロジェクト紹介

モンゴルのウランバートル市では、人口増加に伴う大気汚染問題が顕在化していました。特に冬季は、ゲル地区のストーブ、石炭火力発電所、小型ボイラー施設における生石炭燃焼により、大気汚染が著しく、市民の健康に深刻な影響を与えていました。同市では、大気に関するモニタリング、啓発、立法、政策立案などの知見・経験が不足していました。この協力では、同市と他の関係機関の人材育成とともに、同市の大気汚染対策能力の強化を支援しました。これにより、大気汚染物質の排出削減のための施策の強化を図りました。

協力地域地図

ウランバートル市大気汚染対策能力強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 飛行機から撮影した発電所の煙の様子。煙突の高い第4火力発電所の煙は上空に昇り、その他の発電所の煙が横にたなびいている。 

  • 第3火力発電所の煙突の煙。重油を焚くと真っ黒な煙が地上に到達する様子が分かる。 

  • モンゴルに特有の暖房用の温水ボイラ(Heat Only Boiler:以下、HOB)。これらのボイラの煙突からの煙も大気汚染の一因。 

  • HOBの給炭口から吹き出る火の粉。室内は灰にまみれ、劣悪な作業環境である。HOBの運転・訪問調査・排ガス測定調査・講習などはこのような環境でも実施されている。 

  • 氷点下30度以下にもなる極寒の中での排ガス測定の作業風景。専用の器材を用いて煙突の排ガス濃度を測定している。 

  • 排ガス測定の作業風景(その2)非常に地道な作業が要求される。 

  • ボイラ測定の実習風景。鉄道工場のボイラを借りて、ボイラ測定の実習を行った。極寒期であったため、ボイラ室内でも防寒具が必要。 

  • 温水ボイラで使用される石炭:バガヌール炭鉱から産出された石炭。木目が残る形状が特徴。発熱量には劣るものの、燃焼時間が長く、多くの場所で重宝されている。 

  • 石炭燃焼後の焼却灰:HOBのボイラで石炭を燃やした後、サイクロン(除塵装置)で排気ガス中の中から集塵された焼却灰。サイクロンが設置されないボイラではこうした灰が大気中に排出され、粒子状物質の材料となるため、プロジェクトの活動を通じてボイラが正しく管理される支援を行ってきている。 

  • ウランバートル市郊外のゲル地区:ウランバートル市郊外のバヤンホシュ地域。晴天にもかかわらず、うっすらと白く煙がかっている。 

関連情報