主要感染症対策プロジェクトフェーズ2

Major Infectious Diseases Control Project Phase 2

国名
ミャンマー
事業
技術協力
課題
保健医療
協力期間
2012年3月〜2015年3月

プロジェクト紹介

ミャンマーでは、HIV/エイズ、結核、マラリアの3疾病が患者数、死亡数の上位を占めています。同国の軍事政権時代、海外からの感染症への対策支援は限定的でしたが、蔓延する感染症の対策は人道面から必要とされました。HIV/エイズ対策では、輸血血液によるHIV感染予防、HIVや梅毒検査の精度やデータ管理能力の向上を支援し、結核対策では、中央レベルの職員の能力強化や住民参加型の保健教育活動を行い、また、マラリア対策では、村レベルで適切な診断と治療活動ができるように、マラリア検査技術研修などの活動を行いました。こうした活動を通じて感染が広がるリスクの削減を図りました。

協力地域地図

主要感染症対策プロジェクトフェーズ2の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 外部精度管理研修会に参加する検査技師と吉原専門家(血液検査精度管理、写真左)。検査技師たちは各地方病院で、輸血に伴うHIV感染を低減させるため、スクリーニングを行っている。この日は検査精度を外部管理している国立衛生研究所で、検査手技の見直しを行っている。 

  • 国立血液センターでは、街頭や事業所での献血活動も実施している。時には、多くの参拝者が訪れるミャンマーを象徴する仏塔の一角に臨時採血場所を用意し、献血者への「安全な献血」思想の普及にも努めている。 

  • 星野専門家(X線撮影)による胸部X線写真撮影に関する講義の様子。全国から放射線技術者20名が参加し、胸部X線撮影技術の講義と各自の施設で撮影された胸部X線フィルムの画像評価実習を行った。 

  • 開業医からの紹介によってDOTS (直視監視下短期化学療法)が開始された。近隣住民による服薬の確認を行っている。写真は、石川専門家(コミュニティーDOTS)による結核患者からのヒアリングの様子。 

  • 顕微鏡検査研修の様子。顕微鏡検査研修とその後の検査精度管理は、マラリア対策の基盤を支える活動である。 

  • 保健スタッフやボランティアによって行われているマラリア治療の様子。 

  • マラリア感染予防のための蚊帳(無償資金協力)の遠隔地への搬送している様子。2008年には無償資金協力による対策用資機材が投入され、技術協力活動との相乗効果により、マラリアによる死亡は激減した。 

  • マラリアの危険と予防を住民に啓発するため自治体との連携で設置された看板。 

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