地方議会地域開発事業実施ガイドライン改訂版の承認

このプロジェクトでは、シエラレオネ地方自治・コミュニティ(MLGCA)の内規である「地方議会地域開発事業実施ガイドライン」を活用してのモデル事業の実施・経験に基づくガイドラインの改訂を通じてシエラレオネ地方議会(LC)職員の地域開発事業の能力向上を支援しています。

このガイドラインは、本プロジェクトの前身である「カンビア県地域間発能力向上プロジェクト」の支援で2017年に作成されたガイドラインの改訂版で、中期国家開発計画(2019-2023)にも、このガイドラインの普及が目標として掲げられています。

これまでにプロジェクトでは、ガイドライン改訂委員会作業部会(以下、作業部会)を通して、地方議会行政体や地方のセクター局を対象とし、地方議会地域開発事業実施ガイドライン(以下、ガイドライン)の諮問会議を実施して来ました。

地域開発事業実施ガイドラインの承認に向けて-①(地方議会職員との諮問会議) | ODA見える化サイト (jica.go.jp)

地域開発事業実施ガイドラインの承認に向けて②(ガイドライン改訂委員会) | ODA見える化サイト (jica.go.jp)

そして、これらの会議結果を基に改訂された草案が、10月11日、ガイドライン改訂委員会によって承認されました。

承認会議

承認会議の冒頭、地方自治・コミュニティ省副大臣は、「今後、同省は地方議会と協働してガイドラインの活用を促進していく」と述べました。

会議では、ガイドラインで用いられる書式に関する関係省庁との調整、地方での開発事業の実施における手法の一貫性等につき活発な議論がなされました。現地の新聞(Concord Times)でも副大臣がJICAの支援に謝辞を述べ、他省庁やNGOの参加のもと、ガイドラインの承認によって会議は終了したと報じました。

今後は、改訂版のガイドラインをさらに普及すべく、普及計画を作成して研修等を実施することになります。

承認会議の様子

承認会議の様子

承認会議の様子

承認会議に関する当地紙の報道

承認会議に関する当地紙の報道