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91. より健康、安全なアヒル養殖を目指して

本プロジェクトが支援する技術モデルの一つ「モデル3:感染症対策を含む持続的かつ半集約的なアヒル生産方法の開発」では、カントー大学(CTU)農学部Nguyễn Trọng Ngữ教授の研究グループが中心となり、各地で有用微生物(プロバイオティクス: PB)を活用した半集約的かつ安全にアヒルを生産する方法を確立する試みを進めています。私達がNgữ先生と共にこの日訪れた現場(ソクチャン省およびハウザン省)では、飲み水にPBを混ぜたり(写真2)、市販飼料と大豆粕にPBを加えて発酵させたものを混ぜたり(写真3)してアヒルを育て、成長や健康状態などを追跡していました。飲み水や飼料の生化学的・生理学的な工夫によりアヒルの免疫機能を高めることは、半集約的飼育環境下での安全で効率的な生産方式の確立に貢献します。

畜産にとって最も怖いのは病気の蔓延ですが、感染防止を抗生物質の投与に頼っていては、ヒトが食する畜産物の安全性が問われることになります。PBの働きを活用して抗生物質などの投与を抑えながらアヒルを健康に育成し、安全・安心なアヒル肉を低コストで生産できる方法が確立すれば、農家家計の向上と地域畜産業の発展に繋がると期待されます。

関連参考プロジェクトニュース

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写真1 半集約的アヒル養殖場。JICAモデル研究のプレートが掲げられている。

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写真2 アヒルの飲み水の成分を調べるためにサンプルを採取。

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写真3 飼料にプロバイオティクスを混ぜ、効果を確認。右:CTU農学部Nguyễn Trọng Ngữ教授。

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写真4 現場を管理してくれている皆さんと一緒に記念撮影