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115. メコンデルタで農業、水産へのICT活用を考える(2024年10月24-28日)

今回は、京都大学の桂圭佑教授に日本からご出張いただき、共同研究モデル11「インダストリー4.0による環境モニタリング技術の農業・養殖業への応用」について、カントー大学(CTU)情報通信技術学部長Trương Minh Thái准教授や農学部Nguyễn Khởi Nghĩa准教授をはじめとする先生方と、現地視察および研究に関する議論を行いました。

現場の一つであるソクチャン省においては、CTUの水産養殖施設を視察し、ICT技術活用について現場で議論を行いました。モデル7「メコンデルタにおける気候変動と塩水遡上に適応した先進的かつ持続可能な水産養殖システムの開発」では、エビの閉鎖循環式複合養殖が行われていますが、そこに自動計測技術を水産養殖に応用する試みとして、養殖池の水温、塩分、水素イオン濃度、溶存酸素濃度、水位など、水産養殖管理に必要なデータがスマホでリアルタイムに監視できるシステムの試験運用を行っています。現在は水産養殖池でも長く使えるセンサーについて工夫を重ねているところですが、水産養殖へのICTの応用は将来性が極めて大きいと期待されています。

さらに、桂先生には、CTU農学部、水産養殖学部、そして情報通信技術学部の学生および大学院生に向けて、特別講義を実施していただきました。農学者の立場からICTやAI活用に取り組む桂先生の講義は、多くの若い学生の関心を集めていました。まさに次世代の農業、水産業を変える可能性のあるこの分野に関し、若い世代の期待に応えるよう、CTUは当方プロジェクトと協力してのスマート農業修士課程開講も準備しています。ポテンシャル溢れる、注目の分野の一つです。

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写真1:水産養殖現場で議論をする桂先生(写真中央)、Thái先生(写真右)、Việt先生(写真左、CTU水産養殖学部)

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写真2 CTU学生に講義を行う桂先生。

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写真3 土曜日午後にもかかわらず、講義には多くの聴衆が集まりました。

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写真4 講義時にはCTUチームのセンサーなど研究成果も展示されました。