141.　タウナギ養殖技術の改善に関するハウザン省での研修会（2025年5月13日）

本プロジェクトとカントー大学で実施するモデル研究7「メコンデルタにおける気候変動と塩水遡上に適応した先進的かつ持続可能な水産養殖システムの開発」およびモデル研究8「メコンデルタにおける気候変動および塩水侵入下での水産養殖のための種の多様化と種苗の質改善」の一環として、ハウザン省のモデル試験地において、地元政府や養殖農家の協力のもと「タウナギ養殖技術の改善」をテーマとした研修会を開催しました。

研修会には、人民委員会、養殖農家、タウナギ養殖協同組合、地元の農業･水産普及センターの代表者など50名以上が参加しました。本会合の目的は、特にハウザン省ロンミー地区で進展している集約型タウナギ養殖に対応し、安定かつ安全な収穫を実現する養殖モデルの構築を支援することです。

ワークショップでは、タウナギ養殖と生産における技術的な改善点、技術の進歩、および統合的な疾病管理のプロセスに関するプレゼンテーションが行われました。また、養殖農家や協同組合、地元技術スタッフの代表者が意見交換を行い、モデルチームのメンバーによる現状報告と予防措置に関する質疑応答も活発に行われました。

議論の中では、日本、韓国、ヨーロッパなどの国際市場の輸出ニーズに対応するために、より規模の大きいタウナギ養殖モデルの形成と、それを担う養殖農家の協同組合チェーンの設立が必要であるという意見が出ました。さらに、養殖技術や疾病予防に関する専門的かつ実践的なトレーニングコースの開催を望む声も多くあがりました。

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