149. JICA本部の廿枝理事らがカントー大学を訪問(2025年8月8日)
JICA本部の廿枝幹雄理事、江上雅彦東南アジア・大洋州部東南アジア第3課(ベトナム)課長、ベトナム事務所の小林洋輔所長、ホーチミン事務所の唐澤雅幸首席が、カントー大学(CTU)を訪問しました。
Trần Trung Tính学長との会談では、日本政府・JICAによるこれまでの支援への感謝が伝えられ、今後のさらなる協力強化について活発な意見交換が行われました。
続いて、農学部と情報通信技術学部の共同セミナー(第150号参照)を聴講し、円借款「カントー大学強化事業」で整備された複合研究棟や水産孵化場を視察しました。水産養殖学部では、養殖池上のソーラーパネルで発電した電力を曝気に利用する、アグリツリー社の「ソーラーシェアリング」の取組も見学しました(第64号、第101号参照)。
この取組は、本プロジェクトが側面支援しつつ、CTUとアグリツリー社がMoUを締結して進めており、産官学連携の模範事例として期待されています。
写真1:Tính学長との会談を終えて(CTU Facebookより)。右端2人目から、唐澤首席、小林所長、江上課長、廿枝理事、Tính学長、今井コーティネーター、Thủy国際局副局長、Lâm副学長、Đức研究部副部長。
写真2:円借款で整備された水産孵化場を視察