プロジェクト成果を礎に、持続と拡大へ ― 合同調整委員会(JCC)を開催 ―
プロジェクトの終了にあたり、これまでの成果を関係者間で共有するとともに、トトニカパン県およびキチェ県の保健サービス統合ネットワーク局(DDRISS)による上位目標達成に向けたアクションプランを正式に周知し、今後の協働体制を確認することを目的として、合同調整委員会(JCC)を開催しました。
本会合には、グアテマラ国保健省、大統領府食糧栄養安全保障庁(SESAN)、JICAグアテマラ事務所、DDRISS、プロジェクト関係者など、計37名が対面およびオンラインで出席しました。会議では、プロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM)1に基づく4つの成果について進捗が報告されました。なかでも、「母子栄養改善に向けたヘルスプロモーション・健康教育のためのパス 2」が完成し、関係機関により正式に承認されたことが大きな成果として共有されました。また、トトニカパン県およびキチェ県の市保健管区事務所(DMS)およびコミュニティにおいて、母子栄養改善に向けた取り組みが着実に進展していることが報告されました。これらの成果は、保健省、SESAN、プロジェクトの三者による協力によって実現されたものであり、今後の活動の持続性を支える重要な基盤となっていることが確認されました。
あわせて、両県のDDRISS運営委員会において策定された、上位目標の達成に向けたアクションプランについて説明が行われました。このアクションプランは、プロジェクト期間中に蓄積された経験や強みを活かし、実施、モニタリング、改善のサイクルを通じて、活動の持続性を高めることを目的としています。会議では、保健省、SESAN、JICAの三機関が、上位目標達成に向けた共通の指針として本アクションプランを承認し、今後もプロジェクト成果の継続的な活用と普及に取り組んでいく意向を確認しました。さらに、各関係機関がアクションプランに沿って協働し、進捗を定期的にフォローアップしていくことについても合意が得られました。これらの合意を踏まえ、本アクションプランは、プライマリ・ヘルス・ケア(PHC)担当次官に正式に提出されました。
今回のJCCは、4年間にわたるプロジェクトの取り組みを総括するとともに、成果を今後も持続・拡大していくための共通理解を関係者間で形成する重要な機会となりました。参加者からは、パスに沿った活動を今後も継続していきたいとの声が聞かれました。また、プロジェクトチームとともに積み重ねてきた経験を生かし、37の優先コミュニティにとどまらず、他のコミュニティへも活動を広げていきたいといった前向きな意見も寄せられました。これらの発言を通じて、プロジェクトの成果が着実に現場に根づきつつあることが確認されました。
1プロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM):プロジェクト概要表
2パスは、健康的な生活のための行動変容を促進するヘルスプロモーション・健康教育の介入を効果的に実施するための方法論を提供することを目的としており、保健医療従事者が、地域住民に対し、継続的かつ体系的に母子栄養改善活動を推進するための道筋を示すものです。
2025年11月12日記事「『母子栄養改善に向けたヘルスプロモーション・健康教育のためのパス』を発表」もご覧ください。
さらに、PHC担当次官からは、DDRISSに対して「今後も人材育成やコミュニティ活動の伴走を期待している」との力強いメッセージが示され、プロジェクト成果の継続と発展に向けた大きな後押しとなりました。
プライマリ・ヘルス・ケア担当次官による開会の辞
SESAN代表代理による挨拶
プロジェクト業務主任者による挨拶
ヘルスプロモーション・健康教育局 局長による閉会の辞
参加者との記念撮影