ジャワ南線複線化事業（4）

インドネシアのジャワ島における長距離鉄道の年間旅客数は堅調な伸びを示しており、2030年には約8億人の旅客数を見込んでいます。これらの旅客需要に対応するためには、列車運行本数の増加などによる輸送能力の強化、特にバンドン線とジャワ南線が合流するクロヤ～クトアルジョ区間については混雑が激しく、線路容量の増大が急務の課題となっています。この協力（第4期）では、同区間における複線化のための土木工事、軌道工事、橋梁工事や信号通信設備の整備などを支援します。これにより、将来の輸送需要増加への対応を図り、同地域の投資環境改善および経済発展に寄与します。