ボリビアでは2008年より「多文化コミュニティ家庭保健(SAFCI)」政策を実施しています。具体的には、保健センター、保健ポストといった一次医療施設に勤務する医療従事者(看護師・准看護師等)と住民とが、地域の健康問題を話し合いながら、協同で問題解決に向け活動し、その結果の評価を行うものです。
しかし、この保健政策が医療技術者養成校のカリキュラムに反映されておらず、政策の効果に限界がありました。そこで、ボリビア政府は我が国に対し、SAFCI政策に基づいた保健サービスを提供できる医療技術者養成システム整備・強化のための技術協力を要請しました。