保健開発センターの業務改善活動の進捗状況を評価しました(続報)

2019年4月23日

去る2月に、保健開発センター(CHD)で実施されている業務改善活動の進捗状況を評価しました。今回は、CHD業務改善の担当官とカメラマン、日本人専門家が、昨年の10月(プロジェクトニュース10月14日参照)と12月(プロジェクトニュース12月21日参照)に実施された5S-カイゼンの研修で紹介された5S活動(業務環境整備)が、どの程度浸透しているのか、CHDの各部門を確認して回りました。

研修の成果は明らかで、CHD内の至るところで5S活動が浸透していることがわかりました(図1-2)。

CHD業務改善の担当官は、今年の後半(7~9月頃)にもう一度評価を実施することを計画していますが、整理(1S)、整頓(2S)、清掃(3S)から清潔(4S)、しつけ(5S)への移行、また具体的な業務の改善の移行に困難を感じていることから、先の研修で紹介した5S-カイゼンの概念について、もう一度文書を配布することや、少人数から成る質カイゼンチーム(Quality Improvement Team:QIT)による巡回喚起を行うことを検討しています。またより適切な介入効果を判定するため、研修が業務の効率化に繋がったことを示す指標への見直しも検討しています。

プロジェクトでは、CHDの業務改善を推進するため、引き続き技術的側面から支援する予定です。

モンゴル国一次及び二次レベル医療従事者のための卒後研修強化プロジェクト
業務調整員 野崎 保

図1.机や机周りの棚などを整理・整頓する職員が出てきた

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2018年10月撮影

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2019年2月撮影

図2.不必要な書類を廃棄(もしくは倉庫に保管)。スペースにゆとりができ気持ちが良くなった

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2018年10月撮影

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2019年2月撮影