インターンの活動が終了しました(続報)

2020年3月7日

1月29日以降、JICAインターンシップ・プログラムによりプロジェクトに配属された竹内渚看護師が、およそ1か月の予定でモンゴル国における看護師の卒前教育に関する調査を実施してきました(プロジェクトニュース2020年1月31日、2月14日参照)。本来は3月中旬まで活動の予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、活動を継続させることが困難となり、3月3日に活動を終了しました。

この度の調査では、モンゴル教育省の看護教育担当者、保健開発センターの看護師免許に関する担当者などの省庁関係者から、主に看護師卒前教育における法令制度の整備状況を聞き取りました。また地方を含む4つの看護教育機関を訪問し、教育担当者から卒前教育の実情について、現場の情報を直接得ることができました。さらにモンゴル看護協会の理事たちから、現在のモンゴルの看護師卒前教育の現状と課題について、集中的に情報を得ることもできました。

予定よりも短い時間となりましたが、効率よく多くの情報を得ることができました。これらの情報は、今後整理してモンゴルの関係者と共有することを想定しています。

プロジェクトでは、モンゴルの地域でより質の高い医療が提供できるようになるため、看護師の卒後研修制度の強化に取り組むことを検討しています。今回の調査内容は、今後の活動を考えるためにも、非常に貴重な情報となります。モンゴルにおける看護人材育成制度のさらなる向上を目指し、これからも各関係機関と連携していきたいと思います。

モンゴル国一次及び二次レベル医療従事者のための卒後研修強化プロジェクト
チーフアドバイザー 井上信明

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国立モンゴル医科大学看護学部ダルハン分校を訪問しました

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モンゴル看護協会の理事たちから、説明を受けました