モザンビークでは、粗就学率が47%(1999年)から115.4%(2017年)に到達するなど着実に教育の量的拡大を遂げている一方で、全国学力調査(2016年)で規定の学力水準を満たす小学3年生が「読み書き」分野で4.9%、「計算」分野で7.7%であるなど、子どもの学びの改善が喫緊の課題となっている。このような状況下、教育戦略計画(2020年~2029年)では教育の質の改善が引き続き重要な政策目標に掲げられ、国定カリキュラムや初等教員養成校カリキュラムの改訂等に着手しようとしており、それらの実現に向けてモザンビーク側の関係組織と専門人材のキャパシティー強化が必要な状況にある。
JICAは…