ニカラグアの母子保健指標は改善傾向であるが、農村部では改善が遅れており、国内格差に課題が残っている。また平均寿命の延伸、食習慣や生活様式の変化に伴い、がんや心血管疾患といった非感染性疾患(NCDs)が全死因の76%を占めており、予防や早期発見・治療につながる取組の強化が急務である。本事業はニカラグアのプライマリ・ヘルス・ケア(PHC)の基盤強化を目的として、PHCの基礎となる地域保健サービスモデル「家庭・地域保健モデル」の強化手法の全国普及と同手法を母子保健/感染症のみならずNCDsを含むより幅広い保健課題へ拡大するための支援である。