パプアニューギニア独立国(Papua New Guinea、以下「PNG」)は、長期国家戦略Vision 2050の中で環境持続性と気候変動を重点戦略分野のひとつに掲げ、2050年までのカーボンニュートラルな社会の実現を目指し、気候変動対策の主流化に取り組んでいる。「途上国における森林減少・劣化に由来する温室効果ガス排出削減(以下「REDD」という。)」の提唱国、またUN-REDDのパイロット国として、森林分野の温室効果ガス(Greenhouse Gases、以下「GHG」)排出削減に積極的である。また、近年の経済成長に伴う化石燃料の利用量増加を受けて、2016年3月に提出した自国が決定する貢…