南スーダン共和国の首都ジュバ市では、2011年の独立後、国内外からの帰還民によって人口が増加し水需要が急増したほか、度重なる騒擾の影響によって水道施設の整備が進まず、既存施設は老朽化が進み、施設維持管理の不足から、水道普及率は人口の一割にも達していません。多くの住民は未処理の河川水をそのまま販売する給水車や塩分濃度の高い浅井戸に依存し、劣悪な水質による疾病の発生や、水購入による家計への圧迫等の問題を引き起こしています。
本案件は、ジュバ市において、南スーダン都市水道公社のサービス提供能力の強化を図り、もってジュバ市における安全で清潔な水の確実な供給に寄与するものです。