私たちは車で移動するなど日常生活でエネルギーを使い、温室効果ガスを排出しています。温室効果ガスが増えると地球温暖化が進み、私たちの生活を脅かす恐れがあります。温室効果ガスを減らし、住みやすい低炭素社会を実現することは、世界が協力して取り組む地球規模課題の一つと言えます。タイの首都バンコクは、経済成長に伴い人口が増え、自家用車も増え、交通渋滞が起き、空気が汚れ、温室効果ガスの増加も深刻な問題です。このような課題を解決するため、タイと日本の研究機関が、地球規模課題対応技術協力(以下SATREPS)『Thailand4.0を実現するスマート交通戦略プロジェクト』を実施しています。