ジンバブエ政府は灌漑ができる土地をもつ小規模農家に穀物や園芸作物の生産量増加の支援を行っていますが、適切な販売先の確保や栽培作物・収穫時期の集中を原因とした生産量過多による価格暴落など様々な課題に直面しています。そのような状況下で日本、ケニア、マラウイでSHEP研修を受けたジンバブエ行政官の活動によりSHEPモデル事業が徐々に軌道に乗ってきたことから、SHEPアプローチを同国内に更に広める要望がありました。この協力では、農家の自律性および普及員の指導能力を向上させることにより、指導を受けた小規模農家による市場志向型農業の実践を図り、農家の所得向上に寄与します。