ブラジル連邦議会日本移民特別セッションでのスピーチ 於:ブラジル連邦議会(ブラジル連邦共和国・ブラジリア)

2023.06.13

西森ルイス連邦下院議員、主催者およびご来賓の皆様、この度は、ブラジル日本移民115周年記念式典に参加する機会を頂戴し、誠にありがとうございます。

我々JICAは、前身組織である海外移住事業団から継続し、ブラジルにおける日本移民の定着と生活の安定を図るための支援を長らく行ってまいりました。

また、JICAはブラジル政府に対する開発協力を60年以上に亘り実施していますが、日系人が協力機関のキーパーソンとして活躍することも珍しくありません。

これは、日系人のブラジル社会への統合が進んだことの表われであり、日本人移民が子弟教育に熱心に取り組んだ成果とも言えます。

国の発展にとって重要な鍵の一つは人材育成です。ブラジルでは1万人を超えるJICAで過去研修を受けた方々が各方面で活躍していらっしゃいます。コロナ禍が収束し、日本からのボランティア派遣や日本での研修事業が再開されており、人的交流による両国の絆を益々深めてゆきたいと思います。

JICAはブラジルで日系社会連携、気候変動、食料、防災などの協力を近年行っております。これらはブラジルの持続的な成長に貢献し、さらにブラジルと日本のひとびとの信頼を強めてきました。

私たちのビジョンは「信頼で世界をつなぐ」であります。今後もJICAは、ブラジルと日本がともに協力し、更に固い信頼の絆で結ばれるよう、引き続き努力していきます。

最後に、JICAの活動に対する継続的なご理解とご支援に対し、ブラジルと日本の両政府及びブラジルの人々のみなさまに感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

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