道路維持管理用機材整備計画

背景と目的

道路交通が中心であるボスニア・ヘルツェゴビナでは、92年から95年まで続いた紛争により破壊・寸断された道路網の復旧は緊急課題とされ、日本も98年度にセルビア人とボスニア人(イスラム教徒)居住区を対象に機材を供与したため、今回はクロアチア人居住区においてがけ崩れや道路が損傷したことにより通行障害をが発生している既設道路の維持管理を強化する必要がある。

  • 交換公文(E/N)締結日:2007年9月4日
  • 供与限度額:8.44億円
  • 実施機関:モスタル道路維持管理公社

事業概要

モスタル道路維持管理公社が紛争により破壊され、また老朽化が進んでいる道路網の維持管理に必要な機材を整備するために、道路工事機材(モータグレーダ、路面掘削機、多目的作業車等)を同公社に供与し、同公社が管理するクロアチア人居住地域5県(ポサビナ県、中央ボスニア県、ヘルツェゴビナネレトバ県、西ヘルツェゴビナ県、及びヘルツェグボスナ県)の主要道路15路線、地域道路30路線の総延長計1,617kmの維持管理を行うために使用する。